SIMフリー(ロック)解除の方法 ドコモ、au、ソフトバンクiPhoneなど

SIMフリースマホには「海外で安いプランで通信ができる」「通信キャリアを気にせず、好きな端末を買って使える」などのメリットがあります。

 

もしあなたがSIMフリースマホを使いたいのなら当然SIMフリーを手に入れなくてはなりません。

 

そのための一番確実で簡単な方法は、新品のSIMフリースマホを家電量販店やネットショップで購入することです。

 

しかし、この方法で手に入れようとすると、最低でも30000円、高ければ100000円の費用がかかってしまいます。

 

もしそこで、今自分が持っているスマホをSIMフリー化(SIMロック解除)できるとしたらどうでしょうか?

 

本記事ではSIMフリースマホを手に入れる「第2の方法」である「SIMフリー化」について説明いたします。

 

この方法は新品のSIMフリースマホを購入するのに比べ最大で半額の費用削減が期待できます。

 

それでは早速詳しく見ていきましょう。

 

目次

SIMフリー解除(ロック)の方法 ドコモ

 

まず大前提として、これはドコモに限らずau、ソフトバンクでも同様なのですが、端末を購入してから6ヶ月、または前回のSIMロック解除から6ヶ月以上経過してないとSIMフリー化ができません。

 

また、SIMロック解除ができる端末にも限りがあり、2015年5月以降に発売された端末でないとSIMフリー化ができません。

 

それを踏まえて解説していきます。

 

まず最初に、もしあなたがドコモで発売されたスマホをすでに持っていて、それが2015年5月以降に発売された端末の場合はそのままその端末でSIMフリー化をしてください。

 

もし持っていない場合は、中古携帯ショップやインターネットのオークションなどで安く購入することができます。価格は安いもので10000円代からあります。

 

端末が用意できたら次はいよいよSIMフリー化に入ります。そのためにドコモに直接連絡してSIMフリー化の手続きをしていただくのですが、ここで注意点があります。

 

それは、「インターネット経由以外で申し込むと手数料がかかる」という点です。

 

この手数料はインターネットで申し込みをするだけで無料にできるので、インターネット経由で申し込むことを強くお勧めします。

 

電話やドコモショップでも手続きはできるのですが、その場合3000円の手数料がかかってしまいます。

 

具体的なSIMロック解除の手順として、

 

@My docomoにログインするところから始めます。

 

Aサービス一覧→ ドコモオンライン手続き→ もっと見る

 

Bオンライン手続きの一覧が出てきますので、その一番下にある「SIMロック解除」をクリックしてください。

 

C自分が持っているSIMフリー化可能な端末の一覧が出てきますので、SIMフリー化したい端末を選びます。

 

D画面の一番下まで行くと、受付確認メールの送信手続きができます。

 

Eこのとき、AndroidスマホのSIMフリー化に必ず必要な「SIMロック解除コード」を確実に受信するため、確実に確認できるメールアドレスを入力し、次へ進みましょう。

 

Fここで、先ほど入力したメールアドレス宛に解除コードが届きます。
後で必要になるので必ずメモしてください。

 

G端末の電源を切って、他社のSIMカードを本体に挿入し、再度電源を入れます。

 

H電源が入ったら、先ほどメモした「SIMロック解除コード」を入力し、これにて作業は完了となります。

 

最後に他社のSIMカードで電波がつかめているか確認し、終了となります。

 

参照元NTTドコモsimロック解除方法

 

SIMフリー(ロック)解除の方法 au

auでもドコモ同様、2015年5月以降に発売され、購入してから6ヶ月以上経過した端末がSIMフリー化の対象となります。

 

こちらもドコモ同様、実店舗で手続きをすると3000円の手数料が発生してしまいますが、パソコンやスマホから「auお客さまサポートサイト」経由で申し込むことで手数料を無料にできます。

 

手続きのやり方も概ねドコモの場合と同じで、「お客様サポート」の中にSIMロック解除の手続きの項目があります。

 

またこの場合も手続き完了後に少し設定をするところがあります。
Android端末での手順は以下の通りです。

 

@auスマホ上で使用したい他社のSIMカードをauスマホに挿入します。
このとき端末の電源は切ってください。

 

A次に端末の電源を入れ、Wi-Fiに接続してください。

 

B電源が入ったら端末の「設定」→ 「端末情報」→ 「SIMカードの状態」→ 「SIMカードの状態を更新」の順にタップし、設定を更新してください。

 

C終わったら最後に設定ファイルをダウンロードし、端末を再起動します。

 

これで作業は完了です。

 

最後に他社のSIMカードでも電波がつかめているか確認して終わりです。

 

参照元 ausimロック解除方法

 

SIMフリー(ロック)解除の方法 ソフトバンク

 

ソフトバンクにおけるSIMフリー化も今までの2社のやり方と同様の方法で行います。手続きは「My Softbank」から行うことをお勧めします。店舗で行うと手数料3000円がかかってしまうからです。

 

こちらも手続き自体は他の2社と同様の方法で行えます。
My SoftbankからSIMロック解除の手続きに進み、解除したい端末を選ぶだけです。

 

またこちらも手続き完了後に少し自分で設定を変える必要があります。
やり方はAndroidスマホの場合以下の通りです。

 

@他社で発行されたSIMカードを本体に挿入し、端末の電源をONにします。

 

ASIMロック解除キー入力画面が表示されるのを確認します。

 

B最後にメールで届いたSIMロック解除キーを入力し、「ロック解除」をタップして解除完了です。

参照元 ソフトバンクsimロック解除方法

 

キャリアのiPhoneに対する対応

 

iPhoneシリーズの中でSIMフリー化に対応しているのは現在iPhone6s/iPhone6s Plusのみとなっています。

 

ドコモauソフトバンクの3社ともiPhoneのSIMフリー化を受け付けています。

 

iPhoneの場合もAndroidスマホ同様、インターネット経由でSIMフリー化の申し込みをするのがオススメです。

 

Androidスマホの場合と異なるのが、手続き後の作業についてです。

 

SIMロック解除コードをメールで受信するところまでは共通ですが、そこからの作業が違います。

 

@iPhoneの場合、まずiPhoneをパソコンにつなぎ、iTunesを起動してiPhoneのバックアップをとります。

 

Aバックアップが取れたことを確認したら、次にiPhoneを初期化します。

 

B初期化が終わったら再度iPhoneをパソコンにつなぎ、iTunesを起動します。

 

CするとiTunesの画面上に「iPhoneのロックが解除されました」というメッセージが表示されます。表示を確認した後、iPhoneを先ほどのバックアップから復元し、作業は終了します。

 

その後は、他社のSIMカードを挿入し、電波がつかめているか確認し完了となります。

 

手続き方法で料金が変わる

 

今まで述べてきた通り、SIMロック解除の手続きはインターネット上で行うことを強くオススメします。

 

なぜなら、それ以外の方法だと3社とも3000円の事務手数料がかかるからです。

 

しかし、もしあなたが手続き後の設定に不安を抱えている場合は、手数料を払っても実店舗で行うことをオススメします。

 

というのも、この設定は初めての人にとっては少し難しい設定なのですが、実店舗で行った場合店員さんが最後まで設定を行ってくれるからです。

 

3000円で最後まで設定してくれると考えるとそう高くもないかもしれませんね。

 

また、auの場合、いわゆる「白ロム」といった中古端末のSIMロック解除の手続きは実店舗でしか行えないようです。

 

この場合も事務手数料を払う必要があります。

 

義務化によるメリット

 

もしかしたらニュースで報道されたのをご存知かもしれませんが、2015年以降に発売される端末は全てSIMフリーでなくてはいけないという、いわゆる「SIMフリー義務化」が制定されました。

 

これによるメリットは主に2つほど考えられます。

 

端末選びに自由度が出る

 

以前は、iPhoneはソフトバンクから、Xperiaはドコモとauからといった風に、端末の種類と契約する通信キャリアに選択の余地はあまりありませんでした。

 

そのため、家族割などでドコモを離れられない・・・という人がiPhoneの購入をためらったりなどということがありました。

 

しかしSIMフリー化が義務付けられた今、そのような縛りは一切気にすることなく自分の欲しい端末を選択することが可能となっています。

 

通信キャリアの料金制度の一種である「2年縛り」の緩和が期待できる

 

今までは、通信キャリアが端末メーカに先導して顧客を獲得してきたという関係が根強く、通信キャリアが積極的に顧客を囲い込むため、2年間契約すれば料金を割り引く代わりに2年以内に解約すると違約金をとる、という料金制度を行ってきました。

 

しかし、SIMフリー義務化によって、先ほども述べた通り顧客は自由に欲しい端末を選択することができるようになりました。

 

これによって、通信キャリアの発言力が今までより弱まり、「2年縛り」のような強制力の強い契約形態は衰退していくと考えられます。

 

義務化によるデメリット

 

SIMフリー義務化はいい面だけをもたらしたわけではなく、少なからずデメリットももたらす可能性があります。

 

先ほども述べた通り、SIMフリー義務化によって2年縛りが少しずつなくなっていくとします。

 

すると、今まであった割引やサービスもなくなっていくということが考えられます。

 

具体的には、毎月一定額を利用料金から割り引いていく「月々サポート」といった割引です。

 

今まで皆さんは2年契約でスマホを使っていたと思います。

 

その時、意識していなくていても毎月2000?3000円近くの割引がなされていましたが、これからはそれがなくなる可能性があると言えます。

 

また、それだけではなく、端末を購入する時にかかる代金も高くなる可能性があります。

 

SIMフリー義務化以前は、顧客が端末を変えるイコール通信キャリアを乗り換えるという図式があったため、囲い込みのために端末代割引やいわゆる「実質0円」といったサービスで顧客を囲い込んでいましたが、これからはそのようなサービスは衰退していくと思われます。

 

実際、2016年から「実質0円」「キャッシュバック」などの優遇政策に待ったをかける通達が総務省から発令されました。

 

これにより、iPhoneなど高いもので10万円近くする端末を定価で購入する必要が出るかもしれません。

 

しかし、ある意味ではこれが本来の通信キャリアの姿とも言えますし、実際諸外国では多くの国でSIMフリー化が義務付けられていることを考えれば、そう悲観することもないかもしれません。

 

実際、「実質0円」こそほとんど見ませんが、10000円ほどでiPhoneが買えるキャンペーンなどは今も頻繁に見ますし、携帯ショップによっては10000円キャッシュバックなどのキャンペーンを実施しているところも存在します。

 

 

今んとこ使ってみてマイネオが無難かなと