Zenfone4が最強SIMフリースマホの座に!? 3大キャリア徹底比較!
SIMフリースマホ生活を始めるにあたって、数多くあるスマホの中からどれを選んだら良いのか、とても難しい問題ですよね。
それぞれのスマホに長所もあり、短所がある...そんな自分にあった一台を選ぶのに苦労しつつ、最終的に選んだスマホが2017年8月に発売されたASUSのZenfone4でした。
iOSならiPhone、AndroidならHuaweiのPシリーズも売れ筋だ...しかしこれにZenfone4を合わせた3強ブランドで比較し、実機を触り、検討した結果、Zenfone4を選んだのには理由があります。
その理由をいくつかのポイントに絞ってご紹介、そしておすすめいたします。
それに加え、業界で禁断!?と言われているiPhone7とHuawei P10との実際のスペックを出しての比較もしてしまいました!!必見。
今回発表された機種はZenfone4を含め5種類
Zenfone4
Zenfone4 pro
※Zenfone4 Max
※Zenfone4 selfie
Zenfone4 selfie pro
※は日本販売未定 簡単に説明するとZenfone4はフラッグシップモデルらしい、仕上がりでバランスが取れていると言えます。今回のZenfone4は4GBモデルと6GBモデルの2種類があります。
Zenfone4 proはZenfone4の上級機でスペック、カメラ機能ともに向上し、現在のZenfonシリーズの完成系といったところ。Zefone4 Maxは5000mAhという破格のバッテリーを搭載し、モバイルバッテリーとしての機能も持ち、大画面、大容量でMaxの名に恥じない仕上がり。
そして最後にZenfone4 selfie proですが、実に面白い機種で完全にセルフィー撮影機能に特化したスマホです。背面カメラの方がどのスマートフォンも上位レンズ、センサーを搭載しているものですがZenfone4 selfie proは背面カメラ1600万画素に対して内側カメラが2400万画素です。
Zenfone4 selfie proの紹介はこちら
これらZenfone4の4機種に共通して今回搭載された機能がセルフィーモードという自動で写真、動画ともにセルフィー撮影をサポートしてくれる機能です。これについては後述します。これらに前作Zenfone3から機能を大幅にブラッシュアップしたものがZenfone4シリーズと言えそうです。
SIMフリースマホ市場の今
現在Zenfone4やHuawei P10など格安SIMフリースマホが市場でシェアを伸ばして来ています。
今までは3大キャリア(docomo,au,Softbank)に縛られていた契約プランやスマホがSIMロック解除での販売が推奨されるようになり、カスタマーそれぞれのライフスタイルに合わせて選ばれるようになってきています。
先述したHuaweiのP10やiPhone7などライバルも多いですが、今回のZenfone4を見る限り購入の選択肢に充分に入ってくるというか、コスパ最強スマホと言えるのではないでしょうか。その根拠を順に追ってご説明していきます。
SIMフリースマホtop3のスペックはどうなっている?
現在SIMフリースマホ市場でのトップ3はこれらです。
アップル:iPhone
Huawei:Pシリーズ
ASUS:Zenfoneシリーズ
値段も性能も違いますが、一旦これらを主要なスペックだけで比較してみます。
iPhone 7 | ASUS ZenFone4 (ZE554KL) | HUAWEI P10 | |
---|---|---|---|
発表日 | 2016/9/8 | 2017/8/17 | 2017/2/27 |
OS | iOS | Android 7.0 ZenUI 4.0 | Android 7.0 EMUI 5.1 |
CPU | Apple A10 | Qualcomm Snapdragon 660 オクタコア | HUAWEI Kirin 960 オクタコア |
GPU | Apple A10 GPU | Qualcomm adreno?508/512 | Mali-G71 MP8 |
ディスプレイ | 4.7インチ 1,334×750pixl IPSディスプレイ |
5.5インチ 1,920×1,080pixl IPS ディスプレイ |
5.1インチ 1,920×1,080pixl フルHD |
RAM | 2GB(非公表) | 4GB/6GB | 4GB |
ROM | 128GB | 64GB | 64GB |
外部メモリ | なし | MicroSD 2TB | MicroSD 256GB |
おもさ | 138g | 165g | 145g |
サイズ | 67.1×138.3×7.1mm | 146.5×72×7.2mm | 153.5×74.2×6.98mm |
SIM | Nano SIM | Nano SIM×2(MicroSDカードと排他) | Nano SIM×2(MicroSDカードと排他) |
DSDS | なし | 可 | なし |
Bluetooth | 4.2 | 5.0(aptXは未確認) | V4.2 with BLE |
リアレンズカメラ画素 | 1200万画素 デュアルレンズ |
1,200万画素×800万画素広角 デュアルレンズ |
2,000万画素×12,00万画素 デュアルライカレンズ |
リアレンズ メイン |
F1.8 | F1.8 焦点距離 35mm換算で25mm |
F2.2 |
リアレンズ サブ |
- | F2.2 焦点距離 35mm換算で12mm |
- |
インカメラ メイン |
700万画素 F2.2 | 800万画素 F2.0 35mm換算で24mm |
800万画素 F1.9 |
動画撮影 | 4K動画対応 | 4K動画対応 | 4K動画対応 |
手ぶれ補正 | 光学手ぶれ補正 | 4軸光学手ぶれ補正、 3軸電子手ブレ補正 |
電子手ブレ補正 |
USB | LIghtningケーブル | USB-type C | USB-type C |
バッテリー容量 | 2,675mAh | 3,300mAh 急速充電 | 3,200mAh |
指紋認証 | 対応 | 対応 | 対応 |
値段も機種の位置付けも違いますので純粋に比べることができませんが、それぞれの特徴が出ていると思います。ユーザーの声をまとめて見ました。
P10 | iPhone7 | Zenfone4 | |
---|---|---|---|
値段 | ◎ | △ | ◯ |
処理速度 | ◯ | ◎ | ◎ |
カメラ性能 | △ | ◯ | ◎ |
レンズ性能 | ◎ | △ | ◯ |
使いやすさ | ◯ | ◎ | △ |
バッテリー | ◯ | ◎ | ◎ |
画面サイズ | ◎ | △ | ◎ |
デザイン | △ | ◎ | ◯ |
iPhone7(アップル)
iPhone7の強みはやはりiOSを中心に全てがオールインワンでまとまっているために使いやすさや処理速度では抜群です。メモリも2GB(非公表)しかないにもかかわらず、一体化されているiOSのおかげで遅くなったりしないのでユーザーに不満を感じさせません。
それはカメラ機能や動画撮影にも同じことが言えます。またアプリの豊富さがユーザーのメリットと言えそうです。
P10 (Huawei)
P10はAndroidとHuaweiのOS、Kirin960がオールインワンで開発されているのでユーザーインターフェースが優秀で使いやすいという声が多いです。中国製ということもあり値段もやはり安いので買いやすいです。
またレンズはライカレンズを使っているので一眼レフのようなぼけ味を出した撮影なども可能です。ただセンサー部分は課題が残ります。
他の問題点としては、本体の重さは軽いのですがデザインがやはり他の二つに比べて少し弱い気がします。
Zenfone4 (ASUS)
そしてZenfone4ですがスペック表、ユーザー体感比較表を見ていただいたらわかるように、非常にバランスが取れています。iOSならではの強みを見せるiPhoneに対してAndroidのZenfone4はスペックでカバーしています。
レンズではP10に劣りますがセルフィー撮影を始め、時代に合った設定がされているのでカメラ性能自体は非常に優れていると言えるでしょう。
また大画面、大容量バッテリー、DSDS(デュエルシムスタンバイシステム)、大容量外部メモリ、デザインなど値段設定の高いiPhoneに勝るとも劣りません。
さらに今回ZenUI4.0が採用されたことにより前作でHuaweiより劣っていた部分がかなり補われました。
現状ではiOSならiPhone7、androidならZenfone4か。
iOSとAndroidに関しては一長一短がありますので好みの問題と言えますが、簡単に比較して見ましょう。
この二つのOSの一番大きい違いはどれくらいカスタマイズできるかです。
Androidのスマホにすると自分好みにインターフェースをカスタマイズできたり、
Android用のサードパーティーのソフトをインストールすることやデフォルトのフォント変更等ができます。
これには少しの知識で行うことが可能です。
それに対してiOSはすでに万人に向けて洗練、アジャストしてあるのでどの人が使っても簡単に扱うことができます。
また先述した通りWEB閲覧、カメラ撮影、インターフェースもiOSの下に統合されており、連携が取れているためにすべての作業がスムーズに行うことができるのが特徴です。
ただ、その分だけiOSには自由性がありません。自由性の代わりに万人向けの操作感を実現しているのです。
さて,そういった観点で見ると、Androidはできることや、やれることが多岐にわたるので、ある程度のスペックが必要だと言えます。
それがOSやCPUやメモリです。その点、今回発売したZenfone4はOS、CPU、メモリなど全てが一定の基準に達しています。
これは非常に重要な点です、何故ならばスマホに慣れてくれば、使い手側も洗練されていき、Androidの強みでもあるカスタマイズも視野に入ってくるようになるからです。
Zenfone4はここがすごい!新しい!
では具体的に最新機種のZenfon4はどこがすごいのか。今回、実際に実機を触って、使用感を含めてここがZenfone4の特徴であるという、いくつかのポイントを挙げて、解説していきます。
Zenfone4のバランスのとれたスペック
CPUはクアルコム Snapdragon660です。これはこの値段帯の中では最新機種としては充分と言えます。
OSはAndroid 7.0で次世代へのアップグレードは可能と明言されていてより強化される予定。。
インターフェースはZenfone4オリジナルのZenUI 4.0でHuawei P10に比べて、弱いとされていた部分が強化された印象です。Zenfone4のインターフェースに関してはまだまだ改善するポイントはありますが、Zenfone3からZenfone4になりずいぶんストレスなく使えますし、無駄のない洗練されたインターフェースですね。
また動画やゲームプレイに必要なグラフィック性能としてはGPUはアドレノ508が採用され、こちらもいくつかのゲームなどをプレイテストして見ましたがもたつきは見られませんでした。
Zenfone4のRAMは4GBと6GBの2種類。ROMは64GBあるので平均的ではありますが、WEB閲覧、撮影機能などをバランスよくこなすには十分なスペックと言えるでしょう。
写真、動画撮影機能の充実
今回の台北で行われたZenfone4発表会で大きなテーマとして打ち出されたのが「We Love Photo」
これはZenfone4が明確にカメラ、動画撮影を今回のポイントにしているテーマだと思います。
デジタルカメラがスマートフォンに統合されつつある、現状ではカメラ撮影の性能は購入する際の大きな判断点です。
またFacebookやInstagram等の普及によりセルフィー(自撮り)撮影が当たり前になり、動画配信が人気の現状にうまく合わせた印象があります。
ではZenfone4の撮影機能が優れているのはどういった点か、まずはデュアルレンズが採用されたということです。
デュアルレンズとはZenfone4の場合ですと1,200万画素と800万画素の二つの異なる役割のレンズが背面に搭載されています。
Zenfone4の800万画素のサブカメラは広角レンズですのでメインカメラと役割やシチュエーションに合わせて使い分けることができます。
さらにサブカメラへのスイッチも画面上で簡単に行うことができます。
マニュアル撮影モードですと画面上でシャッタースピード、絞り、ISOなどを変更することができるので、Zenfone4ならでのこだわった撮影ができるようになっています。
実際に使って見たところ、Zenfone4があれば、デジタルカメラを持って歩く必要性を感じなくなりました。
オートモードでは被写体の背景をぼかす「ポートレートモード」も搭載されていますが、これはレンズの組み合わせで行われているわけではなく、デジタル処理のようです。
さらに暗所での撮影性能を高める画像処理ISP「Super Pixel Engine」も注目ポイントです。
セルフィー機能の特化
そしてZenfone4の目玉、セルフィー撮影へのこだわりです。
前述したように、SNSでのセルフィー撮影や動画配信への需要の高まりにASUSが応えた形です。
Zenfone4はインカメラにF2.0の35mm換算で24mmの広角レンズが採用されているのでセルフィー(一人の自撮り)だけでなく、ウィーフィー(複数人の自撮り)も実現可能にしました。
それに加え、Zenfone4セルフマスターモードLIVEによりアプリケーションで加工することなく、そのまま画像や動画を保存して自撮り画像や動画配信をLiveで行うことが可能になりました。
DSDSとは
デュアルシムスタンバイシステムの略です。
これはZenfoneシリーズの特徴として長らく支持されていますが、説明をしますと、SIMカードを2枚、Zenfone4に挿して使うことができ、それぞれに役割を割り振って使用することができます。
例としては一枚はドコモのSIMで3Gでの通話をメインに、もう一枚は格安SIMで4Gでのネットサーフィン用にするといったことが可能です。
ただZenfone4に関してはMicroSIMを使ってスロットを使用することにより外部ストレージとして2TBまで保存することができるのですが、これはDSDSとは排他的な関係にあるのが残念な点です。(スロットをMicroSIMが使ってしまうのでDSDSの機能を使うことができなくなる)
大容量、急速充電バッテリー
Zenfone4は3,300mAhのバッテリーと急速充電がとても便利です。実際に0%からUSB-typeCを使って充電して見たところ、およそ1時間50分ほどでほぼフル充電になりました。
本来ですと、CPUをフルに使うゲームなどをすると充電の減りも早くなりますが、Zenfone4ですとそのようなことはあまり見られませんでした。
リッチなオーディオ機能
デュアルカメラ、セルフィー機能に大きな注目が集まっているZenfone4ですが、オーディオなどの面も充実しており、Zenfone4はデュアルスピーカー搭載でステレオ再生に対応し、24bit/192kHzxのハイレゾオーディオに対応しています。
オーディオウィザードをつかうことにより、Zenfone4上でサウンドの設定を細かく指定することができます。
それに加え、イヤホンも自分好みの音にカスタマイズでき、イヤホンごとの設定を変更でき、プロファイルを保存できる等、痒いところにも手がとどく設定です。 Zenfone4において、これはあまり紹介されていませんが、まさに「リッチな」機能で音楽ファンの方にぜひお勧めします。
ミニマムなデザイン性
Zenfoneシリーズを見た方からは必ず、興味を持たれるのがデザインです。
Zenfone4はデザイン自体は奇抜なデザインではないので万人受けであると言えますが、Zenfoneブランド特有の「スピンメタル加工」がされています。
これは光を受けると円形に光が走る加工で、高級感を演出しています。
またZenfone4はディスプレイベゼルも極狭といっていいレベルです。一般的に狭い方がデザイン的に洗練されていると言えるベゼル幅ですが、今回のZenfone4の大画面と相まって目を引くポイントです。とても美しい。
まとめ
今回、新発売されたZenfone4ですが、説明させていただいたように、充分なスペックでカメラ機能に特化しつつも、Zenfoneシリーズの良いところを残した進化機種だと思います。
日本販売まで今しばらくありますが、Zenfone4(ZE554KL)の4GBが5万円、6GBモデルが6万円ほどで購入できるのならSIMフリースマホの中ではもちろん、Zenfone4はこの価格帯の全スマホでは間違いなくおすすめです!