SIMカードとは? 種類、注意点、取り外しの方法など

 

 

 

  • SIMカードってなに? 契約するのに審査はいるの?
  • SIMカードの基礎知識
  • SIMを作る際には本人確認や審査は必要?
  • 利用する上での注意点
  • ポイント1 SIMロック
  • ポイント2 通信方法
  • ポイント3 SIMカードの規格
  • iPhone・iPadからSIMを取り出す方法、取り出したらデータは消える?
  • お得な使い方
  • 海外での使い方

最近色々なところで耳にする「SIMカード」や「格安SIM」などの言葉。
何となくわかるけど、細かなことはよくわからない……。
そんな人に、 今さら聞けないSIMカードの基礎知識を解説します。

 

 

SIMカードってなに? 契約するのに審査はいるの?種類など

 

SIMカードの基礎知識

 

SIMカードを簡単に言うと「契約者の情報が書き込まれたICカード」と説明できます。

 

この情報には携帯電話番号も含まれるので、SIMカードを別の端末に入れ替えれば、電話番号を移し替えること(機種変更)ができるようになるなどのメリットがあり ます。

 

ちなみに、「SIMカード」は、少し前の通信方式である第2.5世代移動通信システ ム(2.5G)で登場したものです。

 

現在、日本の携帯電話の通信は、第3世代(3G)と第4世代(4G)が中心ですが、 実は現在使われているICカードの種類は

  • UIMカード
  • R-UIMカード
  • USIMカード

が正式名称です。

 

つまり、SIMカードという名称は前の世代の呼び方なのですが、このほうが呼びやすいので定着しているというわけです。

 

今後もICカードが使われている間はSIMカードという呼び名が一般的なものとして続いていくと思われます。

 

SIMを作る際には本人確認や審査は必要?

 

日本国内でSIMカードを使うには、本人確認をしなければいけません。

 

これは2006年4月から施行された携帯電話不正利用防止法によるものなので、身分証明書などを通信事業者に提出する必要があります。

 

基本的に審査はないと言ってよいのですが、たとえば複数の回線を大量に所持しよ うとするユーザーなどの場合、契約を断られるケースもあります。

 

利用する上での注意点

 

前項ではSIMカードを差し替えれば、ほかの機種に電話番号を移し替えられると書きましたが、これが不可能なケースもあります。以下の3つのポイントに注意しましょう。

 

ポイント1 SIMロック

 

まず一つ目は「SIMロック」の存在です。これについては別ページで詳しく解説していますが、簡単に言うと、docomoが販売した機種ならばdocomoの回線でしか使えないなどの制限のことです。

 

近年SIMロックの解除が義務付けられましたが、別途手続きをしなければ解除でき ないようになっているので、どんな携帯でもSIM を差し替えれば使えるとは思わな いようにしてください。

 

ポイント2 通信方法

 

そして2つめの注意点は通信方法についてです。
日本の大手通信事業者は3社ですが、現状の通信方式で分ければ、docomoと Softbankが同じで、auのみ別の通信方式を採用しています。

 

仮にSIMロックを解除した場合、docomoとSoftbank間ならばSIMカードを差し替 えれば使えますが、auで使っていた端末はほか2社のSIMカードを挿しても使えま せん。

 

ポイント3 SIMカードの規格

 

現在SIMカードには、

  • SIMカード
  • MicroSIMカード
  • nanoSIMカード

という大きさが違う3つの規格があります。

 

機種ごとにどの規格を採用しているかが違うので、現状MicroSIMを使用している人がnanoSIM対応の機種をすぐに使いはじめることはできません。

 

この場合通信事業者に手数料を払い、SIMサイズを変更してもらう必要があります。

 

この手数料を節約するため、nanoSIMを使っている人がアダプターを使ってMicroSIMの機種で使ったり、反対にMicroSIMを使っている人が、SIMカッターと 呼ばれる専門の機械を使ってnanoSIMのサイズに切り取って使っている人がいます。

 

実際、この方法でも問題なく通信はできます。

 

アダプターもカッターも、ネット通販で安価に売られています。
しかし、双方ともあまりオススメできません。

 

小さいサイズのSIMをアダプタにのせて使う場合、まれにアダプタが端末の中で 引っかかってしまい、取り出せなくなるということが起こります。

 

一方、大きいサイズのSIMをカットすることは通信会社の規約違反にあたります。

 

基本的にSIMカードは契約している会社から貸与されているという考え方なので、それを改造してしまうことはアウトであると認識しておきましょう。

 

iPhone・iPadからSIMを取り出す方法 取り出したらデータは消える?

 

実際にSIMカードを挿し替える機会はあまりないと思いますが、もしものときのために自分の持っている機種の差し替え方法は把握しておくほうがよいでしょう。

 

まず、全機種に共通して言えることですが、SIMを抜き差しする際は電源をOFFにしましょう。

 

その後SIMカードを取り出すわけですが、収納方法は機種によってさまざまです。

 

android機の場合は側面にあるトレイを引っ張りだしてSIMを置くタイプや、裏蓋を開けてさらに電池を取り外した奥に挿入口があるタイプなどさまざまです。

 

また、iPhoneやiPadの場合、SIMを取り出すためのツールが必要です。
といっても、これは細い針金やペーパークリップなどでも代用可能。

 

近年のiPhoneまたはiPadは側面に小さな穴があります。そこにツールまたは針金を差し込むとSIMをのせるトレイが飛び出してきます。

 


参照 アップル公式ホームページ

 

デリケートなものですから用もないのに抜き挿しすべきではありませんが、正しく扱えば抜き挿ししても携帯電話のデータが消えるといったことは起こりません。

 

まれにSIMカードにアドレス帳などのデータが入っていると勘違いしている人がいますが、それは誤り。

 

こうしたデータが残っているのは携帯電話本体かクラウド上、もしくはmicroSDカードなどの外部メディアであって、SIMカードではありません。

 

お得な使い方

 

SIMカードに関するお得な使い方といえば、何と言っても格安SIMを使うことでしょう。他ページでも解説をしていますが、数年前からmvnoと呼ばれる、通信料を格段に抑えたプランを提供する業者が増えてきています。

 

現在、3大キャリアに入っている人は、「SIMロック解除」をした上で、新たにmvno業者と契約をし、さらにSIMカードを入れ替えて設定をするなどの手順をすべて自分で行わなければいけません。
ハードルが高いように思えますが、実はそんなに難しいことではありません。
これをクリアできれば月々の通信量を半額以下にすることも可能なのです。

 

海外での使い方

 

SIMカードの挿し替えは、海外で使う場合にもっとも大きな効果を発揮します。

 

docomoなどの大手キャリアでは、国内で使っている携帯を海外に持ち出してもそのまま使えるようになっています。しかし、それは国際ローミングと言われ、多額のお金が掛かります。

 

しかしSIMカードを挿し替えて使える状態にしてから海外に行って、現地の通信事業者のSIMを挿して使えば、海外での通信費を極めて安く抑えられます。

 

国際ローミングの場合、1日あたり3,000円弱掛かります。一方、国によっても違いますが現地のSIMに挿し替えれば1日あたり150円程度で通信が可能です。

 

「SIMロックの解除だけでも難しそうなのに、海外で契約なんて……」と思うかもしれません。

 

しかし、現在、世界各国の主要空港にはほぼ確実に現地の事業者がカウンターを出して、そこで短期旅行者に向けたSIMカードを販売しています。

 

そこでは、SIMの挿し替えや設定までやってくれることがほとんどです。

 

まれにカウンターがなく、SIMカードを自動販売機で売っている国があり、その場合は設定を自分でしなければいけませんが、一度覚えればそんなに難しいものではありません。

 

わかりやすくメニューが書かれた紙が貼りだされていることも多いので、高い英語力は不要。

 

少し勇気を出すだけで、格段に安い通信量で済ませることができるのです。

 

道に迷った時にGoogle mapが使える安心感。旅先の写真をSNSに投稿すると、リアルタイムで感想が返ってくる面白さ。

 

そんな旅のスタイルを手に入れるために、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

 

 

 

 

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