SIMフリータブレットはLTEを使えるか

 

 

 

現在、国内で最も簡単に入手できるSIMフリーのタブレットはGoogleが販売している7インチタブレットの「Nexus 7」です。Googleが提供しているオンラインストア「Google Play」や多くの家電量販店で購入できます。

 

国内のLET回線の周波数帯域

LTEとひとまとめにしても実際は国や通信事業社によってLTE回線を提供している周波数帯域は異なります。それぞれの周波数帯域に対応しているモデルでないと、LTEに対応しているタブレットでもLTE回線を利用することはできません。特に海外からの輸入販売でSIMフリー端末を購入する際には事前の確認が必要です。

 

国内の通信事業社が利用しているLTE回線の周波数帯機は以下の通りです。

  • docomo:2100MHz(Band1)/1800MHz(Band3)/800MHz(Band19)/1500MHz(Band21)
  • au:2100MHz(Band1)/1500MHz(Band11)/800MHz(Band18)
  • SoftBank:2100MHz(Band1)/1800MHz(Band3)※EMOBILE/900MHz(Band8)

※今夏以降提供予定

  • EMOBILE:1800MHz(Band3)

SIMフリータブレット LTE 

LTEの周波数帯域が同じなら国内でも利用可能

上記の国内通信事業社が利用している周波数帯域に対応しているタブレットであればLTEは利用できます。
現在販売されている「Nexus 7」は、

  • 2100MHz(Band1)
  • 1900MHz(Band2)
  • 1800MHz(Band3)
  • 8500MHz(Band5)
  • 1700MHz(Band9)
  • 700MHz(Band28)

に対応していますので、国内通信事業社のそれぞれのLTE回線で利用できます。ただしEMOBILEの1800MHz(Band3)だけは仕様の違いにより対応していません。

 

また、「iPad Air/mini with Retina」については、

  • 2100MHz(Band1)
  • 1900MHz(Band2)
  • 1800MHz(Band3)
  • 1721MHz(Band4)
  • 850MHz(Band5)
  • 2600 MHz(Band7)
  • 900MHz(Band8)
  • 700MHz(Band13)
  • 700 MHz(Band17)
  • 800MHz(Band18)
  • 800MHz(Band19)
  • 800MHz(Band20)
  • 1900MHz(Band25)
  • 850MHz(Band26)

に対応しています。

 

まとめ

タブレットとして代表的な「Nexus 7」や「iPad Air/mini with Retina」以外にも多くのSIMフリー端末はありますので、購入する際には実際に利用するSIMカードの周波数帯域と照らしあわせた上で検討しましょう。