SIMフリーのiPhoneはある? SEや5Sは対応してる? 買い方や価格は?
- SIMフリーで売られているiPhoneはどれ?
- SIMフリーiPhoneの買い方と価格
- キャリアで買ったiPhoneとSIMフリーiPhoneの違いは?
- SIMフリーiPhoneのメリット・デメリット
- 2年縛りがあるのでSIMフリーiPhoneに変更できない 手立てはある?
かつてiPhoneはSoftbankでしか使えませんでした。しかし今はキャリア大手3社はもちろん、SIMフリー機を購入してmvnoと組み合わせることも可能になりました。
ここではSIMフリーiPhoneについて説明します。
9社の機能やプラン特徴をまとめました。あなたに合う会社が分かると思います。
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SIMフリーで売られているiPhoneはどれ?
結論から言うと、2016年6月現在、日本の正規ルートで買えるSIMフリーiPhoneは
- 「iPhone6」
- 「iPhone6S」
- 「iPhoneSE」
の3種です(6と6SはPlusも含む)。
これ以前の「iPhone5」などについては、海外でSIMフリー機を購入すれば使える場合もあります。
ただ、携帯電話など電波を発する機械を日本で使う場合、総務省による許可済みである証「技適マーク」がついていなければいけません。
海外で購入したiPhoneの場合、型番の違いにより、まれにこのマークがついていないことがあります。そうすると日本で使うのはNGということになってしまいます。
そもそも利便性の点から考えれば、わざわざ古い機種を使う必要はないわけですから、SIMフリーiPhoneを使うのならば、上記3種の中から選ぶようにしましょう。
SIMフリーiPhoneの買い方と価格
SIMフリーiPhoneを買う代表的な方法は、Appleの公式ホームページから購入する方法です。記憶容量の違いで価格は変わりますが、価格帯は以下の通りです(すべて税別)。
- iPhone6 67,800円から
- iPhone6 Plus 78,800円から
- iPhone6S 78,800円から
- iPhone6S Plus 89,800円から
- iPhoneSE 47,800円から
確実性、価格などあらゆる面において、素直に公式サイトから購入するのがベストと考えましょう。
キャリアで買ったiPhoneとSIMフリーiPhoneの違いは?
大手3社のキャリアで購入したiPhoneは「iPhone6S」「iPhone6S Plus」「iPhoneSE」ならばSIMロック解除を正規に行うことが可能です(6と6 Plusは不可)。
つまり、SIMフリーiPhoneを使用する場合、
「キャリアで購入後、SIMロック解除をしたもの」
「Appleで購入した純正SIMフリー機」
という2つの選択肢を選ぶことができます。
この2つにはどんな違いがあるのでしょうか?
実は、iPhoneの機種自体には違いがありません。
全世界で使われているiPhoneには、同じ世代のiPhoneでもいくつかの型番に分かれます。
なぜ型番が違うかというと、各国で携帯電話の通信方式や使っている電波が異なるからです。
日本で売られているiPhone6Sは、日本の通信方式に広く対応した「モデルA1687」か「モデルA1688」という型番のものが売られています。これはキャリアでもAppleのサイトでも同じ型番です。
基本的に、純正SIMフリー機とSIMロック解除機の間に違いはないと考えて問題はありません。
SIMフリーiPhoneのメリット・デメリット
SIMフリー機としてiPhoneを使う場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
まず、メリットに関しては、AndroidのSIMフリー機を使うのと同じです。
これは他ページでも解説をしていますが、簡単にまとめると
- 「mvno(格安SIM)と契約すれば月々の通信費が安くなる点」
- 「海外で使えるようになる点」
です。
反対にデメリットに関しては、iPhoneのSIMフリー機ならではのデメリットが幾つか存在します。以下2つのポイントを参照してください。
新たにSIMフリー機を購入する場合、初期費用が掛かる
キャリアで使っていたiPhoneをロック解除して使う場合、新たに機種代が掛かることはありません。しかし、新しくiPhoneを買う場合、Android機に比べて端末 購入代金が高くかかります。
上記で解説をしている通り、iPhone6Sの場合、78,800円からスタートです。
iPhoneはmicroSDなどの外部メディアに対応していないので、ゲームや音楽などを多くダウンロードしたい人は大容量版を選択する必要があります。
そうすると、機種代は10万円を超えます。
キャリアの場合は、月々の割引があるので端末費用を抑えられます。
通信量を含めたトータルの金額ではmvnoの方が安くなることがほとんどなのですが、初期費用の負担が厳しい人にとっては、これは大きなデメリットと言えます。
iOSアップデート後に通信が不安定になる可能性がある
iOSは定期的にメジャーアップデートを行います。
2016年6月現在、最新のOSはiOS9ですが、すでにiOS10も発表され、2016年秋頃のリリースになると報じられています。
アップデートが行われるとさまざまな便利な機能が追加されます。
これはAndroidでもiOSでも同じなのですが、iOSの場合、アップデート後に通信周りのトラブル が相次ぐことがAndroidに比べて少し多かったという過去があります。
この通信周りのトラブルはおもにmvnoで通信している人に起こっています。
大手3社の場合は、発売前にAppleと連携を行い通信環境に不備が起こらないように対策をしていると思われますが、多数あるmvno業者の場合はそうした対応が取られることはなく、その結果、新OSリリース後に問題が発覚するという実情があるようです。
これを避けるためには、iOSのアップデート通知が来てもしばらく様子を見てmvno業者が正式に対応をアナウンスしてからアップデートするなどの自衛策が必 要になります。
ちょっとした自衛で防げることですが、これもデメリットと言えるのは間違いありません。
以上がiPhoneのSIMフリー機特有のデメリットです。
しかし、デメリットがあったとしても、それを補って余りあるほどのメリットがあることも事実。
デメリットにしっかりと対処し、賢く使うようにしましょう。
2年縛りがあるのでSIMフリーiPhoneに変更できない 手立てはある?
「月々の金額が安くなるのはいいけど、キャリアで2年縛りになってるから出られない」。そう思っている人は多いと思います。
しかし、本当に出られないのでしょうか?
現在、SIMロックの解除は義務化されていて、各社とも購入から約半年経過すれば、iPhoneもSIMロックの解除は可能です(iPhone6S以降の機種に限る)。
つまり、2年縛りの最中であっても、自分が使っているiPhoneをSIMフリー機にしてmvnoで安く運用することは可能なのです。
もちろんペナルティはあります。
2016年6月現在、大手キャリアが行っている2年縛りの制度を見てみると、途中解約することによるペナルティはおもに以下の2つです。
- 違約金約1万円
- 機種本体代金に対する月々の割引が適用されなくなる
以上の2点です。
大手キャリアの場合、仮にiPhoneを一括購入した場合、購入代金とほぼ同額の金額が月々の支払いから2年間にわたって差し引かれ、結果として端末に掛かるお金がかからないというシステムになっています。
しかし、購入後1年程度で解約をしてしまえば、残り1年分の割引が受けられないということになります。
現在、大手3社がiPhoneの割引として設定している金額は、およそ3,000円です。
もしも購入後1年経ったところでSIMフリーにして解約をする場合、3,000×12ヶ月が戻ってこない計算になります。
これに2年縛りの違約金が加算され、合計すると46,000円程度の金額がペナルティとしてかかります。
これだけの金額を見せられると、2年縛りがとけるまで待とうという気持ちになってしまいます。しかし、冷静になって計算をしてみましょう。
キャリアで月々に掛かる通信費の平均は6,500円程度と言われています。
仮に毎月この金額だとすると、縛りがとけるまでの1年間で、通信費は78,000円掛かります。
一方、mineoのドコモプランを例に月額料金を調べてみると、音声通話付きの3GBプランで月1,600円です。これは1年にすると19,200円です。
つまり、1年あたりの差額は78,000-19,200で58,800円となっています。
ということは、ペナルティを支払ったとしても、SIMフリーにしてmvnoで安く運用するほうが得ということです。
もちろん、上記は単純計算です。
縛りが何ヶ月残っているかや、月々のプラン選択、毎月の通話時間などによって、本当にお得になるかは人それぞれです。
しかし、かなりの割合の人が縛りの途中で抜けたとしても、結果的に節約になるはずです。ぜひ一度計算してみてください。
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