SIMフリーのメリットデメリット iPhoneの使い方 5つのメリット

 

日本でも、SIMロックの解除が始まった今、SIMフリーの端末の使用をご検討中の方も多いのではないでしょうか?

 

そこで、SIMフリーの、メリットやデメリットをキャリアやご使用状況ごとに、お伝えしていきます。

 

【目次】

 

 

SIMフリーのメリットとは何なのか?

 

@使用料金が安くなる可能性がとても高い

 

今までは、スマートホンなどの端末には、SIMロックがかかっていたため、
ドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアを通して、携帯電話を利用することが一般的でした。

 

そういったキャリアを利用する場合、基本料金やプランをある程度、選択することができますが、選択の幅はあまり広くありませんでした。

 

あなたの使用状況によって、大きく得をしたり、損をしたりということは、あまり起こりませんでした。

 

ところが、最近ではMVNO事業者という、他のキャリアの無線通信インフラを借りて、音声通信やデータ通信を提供する、会社が増えてきています。

 

これらの会社は、多彩なプランやサービスを提供しているため、あなたに合った、よりお得なプランを見つけることができます。
 
通常キャリア(ドコモ、au,ソフトバンク)はプランは少ないです。
キャリアが高い原因の1つにデータ通信料金があげられます。
 
そのデータ通信のプランを多彩にすることで料金が非常に安くなります。

 

こういった会社のSIMカードのことを格安SIMと呼ぶ場合もあります。

 

格安SIMを購入して、SIMフリーの端末に差し込むことによって、利用料金を安くすることが可能です。

 

A契約に縛られない

 

一般的に、キャリアで携帯電話の端末を購入すると、2年程度の契約を交わすことになり、それを途中で解約する場合は、解約手数料が発生してしまいます。

 

SIMフリーの端末を購入し、MVNO事業者のSIMを使用すれば、そういった契約に縛られることは、ありません。

 

B通話が多い人は、通話定額や通話無制限のプランを利用することが可能

 

格安SIMでは、通話代が高くなってりまうのでは?と、心配されている人も多いでしょうが、実はMVNO事業者でも、通話定額や通話無制限のプランを用意している会社が多いです。

 

あなたの月々の通話時間に合わせて、様々なプランから選択することが可能です。

 

通話の詳細はSIMフリー(mvno)の通話 料金や通話定額プランを知ろうをご覧ください。

 

C端末をMVNO事業者から購入する場合、割引対象になることがある

 

多くのMVNO事業者では、格安SIM+端末をセット販売のプランを用意しています。

 

SIMカードのみではなく、端末を新しいものに変えたいとお考えの場合、
そういったプランを利用することで、端末を割引価格で購入できます。

 

また、高額になってしまいがちな、スマートホンやタブレットなら特に、分割で支払いたいものですが、MVNO事業者でも、分割の支払いサービスを用意している場合があります。

 

 

SIMフリーのデメリットとは何なのか?

 

通信速度が遅くなる場合がある

 

SIMフリーのデメリットとしてキャリアに比べたら、MVNO事業者は、多少通信速度が遅くなることがあります。

 

速度は、事業者によっても異なります。

 

通話をする機会が多い人は割高になる可能性がある

 

一般のキャリアで、契約している場合、通話料が割り引かれるサービスが付随されていることが多いですよね。

 

それによって、通話料が0円になるというケースさえあり得ます。

 

しかし、MVNO事業者を通して、SIMフリー携帯電話を使用する場合、そういった通話の割引サービスが受けられません。

 

全くないわけではありませんが、通話自体が割高になるケースが多いです。

 

お仕事等で、通話をされる機会が多い場合は、キャリアを使うことをお勧めします。

 

端末の通話の機能ではなく、LINE等の通話アプリを使用される機会が多いのであれば、問題ありません。

 

通話に関していえばSIMフリーにするデメリットの代表的なものでしょう。

 

端末を購入する必要がある

 

キャリアの携帯電話やスマートホンを利用する場合、各キャリアの店舗に出向いたら、その場で購入や契約ができます。

 

しかし、SIMフリーの端末は、ご自分で購入する必要があります。

 

また、キャリアの店舗で購入した場合は、端末代が月々の分割になることが多いですが、ご自分で購入される場合は、基本的には一括払いになります。
※手持ちのスマホをSIMロックを解除し使う事もできます

 

キャリアメールが使えない

 

最近はLINEなどのアプリが、キャリアメールの代わりを果たしている場合が多くなりましたが、

 

それでも、キャリアメールを利用する機会が、全くないわけではありません。

 

SIMフリー端末で、格安SIMを使用される場合、キャリアメールのメールアドレスは、使用できなくなってしまいますが、

 

実は、Gmailなどの、フリーメールアドレスを取得すれば、スマートホンの端末に付いているメールの機能は、使用することができます。

 

 

SIMフリーiPhone5,6のメリットは?

 

@アプリを使えば、キャリアのサービスを利用する必要がない

 

スマートホンの代名詞ともいえるiPhoneゆえに、キャリアに依存しなくても、あらゆる機能を使うことができます。

 

通話アプリを利用すれば、キャリアが持っている通話やメールがお得になるようなプランを利用する必要は、あまりありません。

 

Aどちらにしてもお財布携帯の機能は付いていない

 

キャリアで携帯を使用するメリットとして、お財布携帯の機能が使えることが挙げられますが、

 

iPhoneには、その機能がもともと付いていないので、キャリアを通して利用するメリットがありません。

 

Bメール機能にGメールアドレスを登録できる

 

キャリアのメールアドレスで、iPhoneのメール機能を使い慣れているあなたは、
格安SIMに乗り換えて、メールの機能が使えなくなることが、心配ですよね。

 

実は、iPhoneのメールには、Gメールアドレスを登録することができます。

 

つまり、Gメールアドレスを取得して、それをiPhoneのメール機能に登録すれば、あなたのメールアドレスは変わってしまうものの、今までと同じ使用感でメールを使うことができます。

 

C格安SIMとセットで購入すれば端末が割引になる

 

simフリーiPhoneを格安SIMとセットで販売しているMVNO事業者もあり、そういったサービスを利用することで、iPhoneを割引価格で購入することが可能です。

 

 

SIMフリーiPhone5,6のデメリットは?

 

@端末をAppleで購入する場合は割引を受けられない

 

Appleは分割払いのサービスを用意していますが、キャリアやMVNO事業者で購入するような、割引を受けることはできません。

 

また、分割払いのサービスを利用した場合でも、格安SIMの利用料金と、Appleの両方に、毎月料金の支払うことになるので、面倒に感じる方もいるかもしれません。

 

A故障や紛失の際にキャリアでのサービスが受けられない

 

キャリアでiPhoneを購入した場合、そのキャリアのショップで修理を受け付けてくれたり、紛失の際にも保障してくれるサービスに加入できたりします。

 

しかし、ご自分で購入された場合は、Appleに直接依頼する必要があります。

 

ただ、Appleもそういった保障等のサービスを用意しているので、購入の際に、加入されても良いでしょう。

 

また、MVNO事業者で購入した場合は、その事業者で修理を受け付けてくれます。

 

海外利用時のiPhoneの設定方法は?

 

海外のSIMを挿してiPhoneを使用する場合、どのような設定をすればいいのでしょうか?

 

基本的には、国が違ってもiPhoneの設定方法は同じです。

 

しかし、海外でSIMを購入する場合、自分で設定をすることはほとんどないと言っていいでしょう。

 

インターネット常時接続が旅行でも欠かせないものになった現在、各国の空港には、現地の通信会社が必ずカウンターを出しています。

 

そこのカウンターに自分の端末を出し「1週間データ無制限」などのプランを伝えれば、あとは設定まですべて行ってくれます。仮に英語が話せなくても問題はありません。メニューを指差せばいいだけです。

 

私はアジアやヨーロッパなどを中心におよそ10カ国ほどで海外SIMを利用しましたが、すべてこの形で設定をしてもらえ、自分で設定をした例は一度もありません。

 

ただし、端末を渡す際、言語が日本語のままだとスタッフは困ってしまいます。

 

そのため、iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「言語と地域」→「iPhoneの使用言語」からEnglishを選択して、表示をすべて英語に切り替えてから渡すようにしましょう。

 

また、イギリスや台湾などはSIM自動販売機があり、それで購入することも可能です。

 

「英語ができないからカウンターで買うよりも自動販売機で買おう」と考える人もいるかもしれませんが、これはあまりおすすめできません。

 

自販機で購入すれば、当然、設定はすべて自分で行わなければいけませんが、この設定を自分でやるためには、書かれている説明書を読んで、場合によっては指定された番号に電話して、アクティベートを行う必要があるのです。

 

つまり、カウンターで購入するよりも高い英語力が求められることになるので、英語に自信がない人は自販機で購入するべきではないのです。

 

ただし、設定自体はそんなに面倒なものではないので、最低限度英語か現地の言葉を話せるのならば、自販機で購入するのもひとつの手段です。

 

海外でのお得なSIMフリーのメリット

 

SIMフリー端末の真の価値は海外に行った時に発揮されると言っても過言ではありません。
私たちが普段使っているスマホ・タブレットを海外でも使うには、国際ローミングというサービスを使うのが一般的です。

 

しかしこれは結構お金がかかるサービスで、ドコモの例を挙げますと1日あたり2980円かかってしまいます。
これでは一週間滞在したら20000円を超えてしまう計算になります。

 

これは結構痛い出費になってしまいますね。

 

SIMフリー端末を持っていればこれを回避することができます。

 

その方法は、「現地の通信キャリアの安いプランを契約する」というものです。

 

アメリカの例を挙げますと、現地の通信キャリアのAT&T(日本でいうNTTに相当する会社です)が45ドルで販売している「1.5GB分高速通信可能」なSIMカードが使えます。

 

これは現地で一週間メールやネットサーフィンをするには十分な通信量で、日本円に換算すると約5000円と、海外ローミングよりもかなり安く使えることがわかります。

 

またこのSIMカードは空港の自動販売機でも売られているので、外国語に自信がない方でも安心して購入できます。

 

アメリカに限らずだいたいの国にはこのようなプリペイドSIMが存在しており、キャリアの海外ローミングを使うよりも安くインターネットを使うことができるので、ぜひ使ってみることをオススメします。

 

海外でSIMフリー携帯を使うデメリットは?

 

 

●携帯電話の通話やメールの機能を使わない可能性がある

 

 

日本にいる友人や同僚と通話させる場合は、結局SkypeやLINEを使う場合がほとんどですよね。

 

先進国であれば、街の中やホテルに、無料のWifiがあることが多いです。

 

また、渡航先の海外で、SIMカードを手配する場合、ある程度の語学力が必要になります。

 

海外に慣れていない方には、少しハードルが高い上に、SIMカードを購入したのに、意外と使わなかった、なんてこともあり得ます。

 

長期の滞在であれば、通話やメールを使用する可能性も高くなりますが、
短期の場合は、もしかしたら必要ないかもしれません。

 

 

現地のSIMの周波数が合わなくて使えないということはないの?

 

海外の国では日本とは使っている周波数が異なります。

 

ということは、日本で購入したSIMフリー機だと海外で使うことはできないのではないかという心配をする人がいます。

 

しかし、これに関してはほぼ心配する必要はありません。
場所によっては、LTEの周波数が合わずに、3Gでしか接続できないというケースが発生することもありますが、まったく通信できない状態になることはまずないと考えてOKです。

 

もしも心配な人は、docomoが発表しているページを見ておきましょう。

 

これは、docomoを海外で使用する際、対応している現地通信会社を調べるものです。

 

一般的に日本で販売されているSIMフリー機はdocomoの周波数に対応しています。ということは、上記のページでdocomoに対応している現地通信会社を知っておけば、海外に行った際、より確実に通信できるということになります。

 

例えば、このページの「地図から調べる」で「台湾」を選んでみましょう。

 

すると、対応ネットワークなどの一覧が出てきます。

 

これを見ると、台湾の場合、現地の通信会社4社がdocomoの3Gに対応していることがわかります。

 

また、docomoがLTE国際ローミングをしているのは、FETという会社だということもわかります。
ということは、FETを選んでおけばより安心して利用できるということになるのです。

 

SIMフリー機を海外SIMで使うのは、みなさんが思うよりもずっと簡単にできます。
非常に安い価格で常時接続環境が手に入るので、SIMフリー機を持っている人はぜひチャレンジしてみてください。

 

唯一注意すべき点は、空港のSIMカウンターは常に混雑しているという点です。これは上記の通り、スタッフが設定まですべて行っているので、ひとりひとりの接客時間が長くなるため。ツアーの場合は注意するようにしてください。

 

こういう場合はauを使おう auSIMカードを使うメリット

 

まずはauを使うメリットについて説明します。

 

auはドコモに次ぐ人口カバー率を持っており、体感的にもドコモの2番目くらいにつながりやすいと感じます。
ただ、人口が多い都市部では大手3社とも問題なく繋がるので、現在ではほぼ横並びに近い印象があります。

 

その中で、auが持つ他の2社にはない特徴として、1つは「新しい技術の導入が早い」という点が挙げられます。

 

例えば、先日「VoLTE」という新しいサービスが始まりました。

 

これは、音声通信を従来の3G回線の代わりにLTE回線を使って提供するというサービスで、これによって通話音質が以前より格段に向上しました。

 

また、従来のauではデータ通信中に電話がかかってきた場合、データ通信が一時的に遮断されるという特性がありましたが、VoLTEによりこの問題は解決しています。

 

また、auに限らず、大手キャリアでは契約者が使える無料wifiスポットを提供しています。

 

auのwifiスポットでは、auと契約していないタブレット・パソコンなど最大3台までの端末が接続できます。
auのwifiは、auショップ、駅、空港などの公共施設で使えます。

 

積極的に使うとスマホの通信制限を回避するのに大きく役立ちます。

 

こういう場合はドコモを使おう ドコモSIMカードを使うメリット

ドコモの強みといえば、何と言っても人口カバー率の高さと回線品質の良さです。

 

人口カバー率は2016年現在ほぼ100%を誇り、よほどの山奥に行っても繋がるのが特徴です。

 

さらに、高速通信であるLTEの提供エリアもかなり広く、こちらもかなり山間部の集落に行っても通じることが多いです。

 

また、スキー場などのレジャー施設でも圏外になることが少ないので、そういった場所でも連絡が途絶えないという点が安心です。

 

また、ドコモは長期利用者への優遇サービスがあり、5年以上ドコモを使っていると月額から最大800円割り引かれます。
15年使っていると最大で月額から2000円が割り引かれます。

 

もしご家族が昔からドコモを使い続けている場合は、このような割引サービスを受けられる可能性があります。

 

  • 山間部に住んでいる
  • もしくは行く機会が多い
  • 家族がドコモの長期利用者

という人にはドコモのSIMカードを使うメリットです。

 

また、ドコモはビデオ・オンデマンドサービスの「dTV」など、加入者向けのサービスが充実していることが特徴です。
これらのサービスを利用したい方はドコモがオススメです。

 

こういう場合はソフトバンクを使おう ソフトバンクSIMカードを使うメリット

 

ソフトバンクは2008年にiPhone 3Gが日本で発売されてから今までずっとiPhone, iPadも日本発売からずっと販売してきたキャリアです。

 

そのため、Apple製品の販売については3大キャリアの中で一番ノウハウを持っていると言っていいでしょう。

 

また、ソフトバンクでは「アメリカ放題」というキャンペーンを行っています。

 

これは、アメリカの通信キャリア「スプリント」と提携して、日本国内で使用する際と同じ値段で高速通信が使えるというサービスです。

 

通常海外で携帯を使うと、国際ローミングと言って割高なサービスを使う必要がありましたが、この「アメリカ放題」を使えば通信費をかなり節約できます。

 

またこれは月980円の追加が必要なキャンペーンなのですが、現在キャンペーン中につき無料となっています。

 

さらに、毎月5GB以上のデータパックを契約していれば、キャンペーンが終わってもずっと無料で使えます。

 

アメリカ本土以外でも、ハワイやプエルトリコ、バージン諸島といった幅広い場所で使えるのも魅力です。
アメリカやハワイに頻繁に行かれる方にはソフトバンクのSIMカードを使うメリットです。

 

 

こういった場合は白ロムsimフリーのメリット

 

今までSIMフリー端末の利点についてお話ししてきましたが、SIMフリー端末にはある問題があります。それは「値段が高い」ということです。

 

Appleオンラインストアから購入した場合、一番安いiPhone SE 16GBモデルでも47,800円(税抜・2016年5月現在)とかなり高額です。

 

また、ドコモ系MVNOと言って、ドコモから回線の使用権を買い取っているMVNOを使う場合、必ずしもSIMフリー端末を使う必要はなく、ドコモで契約した端末なら少しの設定で使えるという事実があります。

 

もしあなたがあまり海外に行かず、かつ通信費を節約したいという場合は、「白ロム」端末をオススメします。

 

「白ロム」というのは、いわゆる中古端末のことです。

 

秋葉原や日本橋、また「イオシス」、「じゃんぱら」といった中古携帯販売ショップがオンラインストアを開設しており、簡単に購入することができます。

 

また、中古品に抵抗がある場合でも、「新古品」と言って、未使用の状態で販売されている白ロム端末もあります。

 

通常の中古品に比べたら値段は高くなりますが、SIMフリーを新品で買うよりもぐっと安く購入できます。

 

1つ注意して欲しい点が、「ドコモ系のMVNOで使う場合、ドコモで発売された端末を買う。」ということです。

 

ソフトバンクやauで販売された端末ではドコモ系のMVNOは使えないのでご注意ください。