携帯ブラックリストでも格安SIMは契約できる? 真相を大公開!

 

大手3社のキャリアで滞納をしてしまい、契約ができない……。
そんな人でもmvnoならば契約をできるかもしれません。

 

ここではブラックリストの仕組みから、ブラックの人がmvnoで契約するためのコツまで、幅広く解説します。

  • ブラックリストには3つの種類がある
  • 携帯電話会社のブラックリスト
  • 信用情報機関のブラックリスト
  • 電気通信事業者協会のブラックリスト
  • ブラックリストに掲載される期間は?
  • ブラックリストの人に対する携帯会社の対応は?
  • 本体を分割購入できなくなる
  • 契約が一切できない
  • mvnoの場合は契約可能?
  • クレジットカードがない場合は?
  • 結局、ブラックでもmvnoは契約できるの?
  • どうしても契約できない場合はどうすればいい?

ブラックリストには3つの種類がある

 

そもそも携帯電話におけるブラックリストは、細かく分けると3つに分類されます。
どのブラックかによってmvno契約の不可も変わってくるので、自分がどれにあたるかを把握することからスタートしましょう。

携帯電話会社のブラックリスト

 

料金の滞納などを行うと、まず携帯電話会社独自のブラックリストに掲載されます。
過去に料金を踏み倒した会社に数年後戻ろうとしても、ブラックリストが参照され再び契約することはできません。

 

どんな行為をすればブラックリストに載るかということは明文化されていませんが、不払いだけでなく、短期間に何度も契約と解約を繰り返すことでキャッシュバック を得ようとする人なども、悪質なユーザーとして登録されるといわれています。

 

信用情報機関のブラックリスト

 

クレジットカードや、住宅・自動車などのローンに関する支払い情報を収集・共有する、信用情報機関という組織があります。

 

一見携帯電話とは何の関係もなさそうに見えますが、キャリアで携帯電話本体を購 入する際、本体代金は24回などの分割で支払うことが一般的です。

 

これは割賦販売というのですが、つまりローンのこと。

 

金額は小さくても住宅や自動車のローンと同様に扱われるため、携帯電話ローンを 組んだ段階で信用情報機関に支払い状況のデータが共有されることになります。

 

割賦販売で購入した場合、月々の携帯電話代金のなかにはローンの残債が含まれることになります。

 

これを滞納すれば、ローンの支払が滞ることになり、信用情報機関のデータに延滞や未払の情報が記載されます。
この状態が「ブラック」です。

 

もしも一括で本体を購入した場合は割賦販売ではないので、信用情報機関に情報が流れることはありません。

 

そのため、一括で機種を購入後、何らかの理由で月々の通話料を滞納した場合は、このブラックリストには掲載されていないと考えてよいでしょう。

 

信用情報機関でブラックになってしまうと、さまざまな会社がこれを閲覧するため、新規でクレジットカードが作れなくなったり、住宅ローンが組めなくなったりするという状況に陥ってしまいます。

 

携帯電話会社もまた、契約前にこの情報にアクセスをして、対象者を審査している のです。

 

代表的な信用情報機関であるCICなどは、少額の手数料で自分の信用情報を閲覧することもできます。気になる人は調べてみるとよいでしょう。

 

電気通信事業者協会のブラックリスト

 

携帯電話会社を運営する企業などが加入している「電気通信事業者協会」という組織があります。
この協会では、携帯料金の不払い者の情報を協会員同士で共有しています。

 

この共有リストに載ることも「ブラック」と呼ばれます。

 

これは、前項の信用情報機関とは異なり、ローンかどうかは関係ありませんので、機種を一括で購入したとしても月々の支払を滞納すればブラックリストに掲載されてしまいます。

 

ただし、あくまでも電気通信事業者のみで共有されるブラックリストなので、住宅ローンが組めなくなるといったことはありません。

 

なお、このリストを個人が確認することは不可能です。

 

ブラックリストに掲載される期間は?

 

まず、携帯電話会社独自のブラックリストですが、これは各社どの程度情報を残すのかは公開されていません。
しかしかなり長期間残すのは間違いありません。

 

一方、信用情報機関と電気通信事業者協会のブラックリストについては、細かな決まりや違いはあるものの、基本的には5年程度情報が残ると考えておけばよいでしょう。

 

ただし、いわゆる踏み倒し状態の場合は、5年ではネガティブな情報は消せません。

 

特に信用情報機関の方では、過去にさかのぼって情報を見ることができるため、完済をしていないという情報が長年残ってしまいます。

 

この状態になると、携帯電話だけでなく生活のあらゆる面で不便を強いられることになってしまいます。過去の未払い分はしっかりと完済することが大切です。

 

ブラックリストの人に対する携帯会社の対応は?

 

キャリア・mvnoを問わず、契約前にブラックリストに入っていることがわかった場合でも、必ずしも一律に契約させないというわけではありません。状況にもよりますが、以下2つの対応になることが多いようです。

 

本体を分割購入できなくなる

 

ブラックリストに載っていたとしても、完全に門前払いになるというわけではありません。
よくあるケースは、機種代金を一括で支払えば契約をしてもらえるというもの。
未払いの時期はあったものの、後にきちんと完済している人などに、こうした対応をするケースが多く見られます。

 

契約が一切できない

 

一方、あまりに悪質な延滞を繰り返している場合や、滞納したまま逃げているような状態の場合、契約を断るというケースは決してめずらしくありません。

 

 

mvnoの場合は契約可能?

 

mvnoは、機種本体を量販店などで各自購入するという人も多く見られます。
そうすると割賦販売ではなくなるため、mvno側も信用情報機関にわざわざ照会をしないということもあるようです。

 

だからといって、過去に悪質な延滞や踏み倒しをした場合は契約をすることは困難です。

 

先述したように、電気通信事業者協会ではブラックリストを共有していますが、この協会には多くのmvno事業者も加入し、不払い者情報は常にチェックされているのです。

 

なお、同協会が公開している「情報交換をする事業者」は以下の通りです。

 

NTTドコモ、KDDI・沖縄セルラー電話、ソフトバンク、ウォルト・ディズニー・ジャパン、UQコミュニケーションズ、ウィルコム沖縄、サジェスタム、ラネット、ヤマダ電機、ノジマ、日本通信、楽天イー・モバイル、ケイ・オプティコム、東日本旅客鉄道、ニフティ、フリービット、トーンモバイル、プラスワン・マーケティング、沖縄バリューイネイブラー、ビッグローブ

 

会社名だとわかりにくいかもしれませんが、例えばmineoを運営するケイ・オプティコムやFREETELを運営するプラスワン・マーケティングなどの名前も見られ、大手のmvnoは大抵この協会に加入していることがわかります。

 

各事業者が契約の際、どんな情報を元に、どんな審査をしているかは不明なので一概には言えませんが、電気通信事業者協会のブラックリストに載っている可能性がある人は、上記の会社を避けるというのもひとつの手です。

 

契約したいと考えているmvnoを検索して、親会社の名前を調べ、上記のリストと照らしあわせてみてください。

 

クレジットカードがない場合は?

 

信用情報機関でブラックになってしまっている人の場合、クレジットカードが持てなくなっているというケースが考えられます。

 

実はmvnoと契約する場合、ブラックリストと同じくらい大きなハードルがクレジットカードの有無なのです。

 

音声通話つきプランで契約をしようとした場合、クレジットカード以外の支払い方法で契約を受けつけている業者はほぼありません。

 

BIGLOBEは、すでにBIGLOBEのインターネット接続サービスの会員になっていれば、その支払い方法をmvnoにも引き継げるという規定があるため銀行振替も可能ですが、こうしたことはあくまでも例外。

 

大半のmvnoはクレジットカード払いに限定されています。

 

かつては抜け道として、デビットカードで支払いをする方法がありました。
しかし、最近は多くの会社がデビットカードでの支払いを停止しはじめています。

 

現在デビットカードを正式にサポートしている会社はどんどん減り続けています。

 

現状大手で残っているのは楽天モバイルくらい。
それでもどのデビットでもよいというわけではなく、

  • 「楽天銀行デビットカード」
  • 「スルガ銀行デビットカード」

に限られます。

 

大多数の会社は公式サイトに「クレジットカードのみに限る」と書いてあるか、もしくは「デビットに関しては使えないものもあるので、クレジットカードを推奨」などと書かれています。

 

デビットしか持っていない人は、契約を試みる前にかならず問い合わせをしてみましょう。

 

mvnoの場合、量販店などでSIMを購入し、ネットで契約をすることが多いものですが、もしも契約段階でデビットがダメだということがわかれば、SIMカード代金がムダになってしまいます。

 

結局、ブラックでもmvnoは契約できるの?

 

実際のところ、個々人の過去の支払状況や申し込む会社によって状況は変わってくるというのが正直な答えです。

 

なぜなら、契約の際の審査がどのように行われるかということについては、各社とも情報を開示することはなく、ブラックボックス化しているからです。

 

しかし確実に言えるのは、クレジットカードを持つことが難しい人の場合、mvnoと契約をするのは、かなり困難ということです。

 

楽天など、デビットカードがOKという会社に申し込んでみる価値はありますが、クレジットカードが持てないほどの状況ということは、ネガティブな情報が各所に回っていることが考えられるため、契約できない可能性が高くなると理解しましょう。

一方、クレジットカードは持っているけれど、過去に携帯代金の不払いがあって心配という人は、上で説明した電気通信事業者協会の事業者リストを見て、それ以外の企業を狙ってみるようにしましょう。

 

確実とは言えませんが、信用情報機関のブラックでなければ、契約できる可能性は高まります。

 

どうしても契約できない場合はどうすればいい?

 

何社かあたってみたが、どうしても契約できないという結果になることもあるでしょう。
とくに過去の金融事故が原因でクレジットカードを持てない人の場合は、そもそもの選択肢が少ないため、かなり厳しい結果が待っているはずです。

 

その場合、mvnoで音声通話つきプランを契約することを諦めましょう。
狙うのは、mvnoのデータ専用プランです。
データ専用SIMならば、ブラックでもクレジットカードを持っていなくても契約可能な会社はあります。

 

たとえば、BIGLOBE SIMの場合、データ専用SIMならば口座振込みにも対応していると明記されています。

 

 

 

まず、こうした会社とデータ専用SIMで契約をし、ネット環境を整えます。
しかし、当然、データ専用SIMだと電話番号がありません。

 

そこで次に、プリペイドのガラケーをauかSoftBankと契約します(docomoは現在プリペイド携帯はなし)。
プリペイドならばブラックでも契約できるはずです。これで携帯電話番号は確保できます。

 

ただしプリペイドの場合、どうしても通話料金が高くなりがちなので、格安スマホでLINEなどの無料通話を活用し、月々の通信量を節約しつつ使いましょう。

 

プリペイドで得た電話番号は、将来的にキャリアやmvnoと通常の音声通話契約ができるようになった場合、ナンバーポータビリティーを使えば、そのままの番号を継続して使うことができます。

 

二台持ちの手間はかかりますが、これが現実的かつ経済的な手段と言えます。

 

 

 

[データ参照]
一般社団法人 電気通信事業者協会
不払い者情報の交換

 

マイネオをおすすめしたい人
  • auの人(2015年以降の機種でSIMフリーに対応している機種であればそのままSIMカードだけ購入すればすぐ使えます)
  • 通信の容量を繰り越しやシェアができる

におススメです。

マイネオはドコモ回線はもちろんですがau回線にも対応しています。au回線を使っているMVNO会社は非常に少ないためauユーザーは良いかもしれません。

 

 

マイネオの感想をレビューしました。評判と実際の使用感(サイト管理人が使ってます)

 

 

Uモバイルをおすすめいしたい人

 

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音声SIMプランと合わせても月々2980円です。