SIMフリーとキャリアを徹底比較 価格や通信速度の違い おすすめは?
安さや自由度で言えばSIMフリー(mvno)にすることが一番ですが、キャリアにはキャリアのよさがあります。そこで、ここでは両者を徹底比較してみます。
この記事を読んで、自分に最適な選択ができるようになりましょう。
- SIMフリーとキャリアの違い 項目ごとにメリットとデメリットを解説
- 価格
- 通信速度・安定性
- データ容量
- サポート体制
- 契約の自由さ
- メールアドレスの有無
- SIMフリーに乗り換える際にキャリアを解約するタイミング
- 2年縛りの残り
- 機種本体を購入してからの月数
- SIMフリー携帯でキャリアと契約できる?
- SIMフリーキャリア(MVNO業者)のおすすめは?
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SIMフリーとキャリアの違い 項目ごとにメリットとデメリットを解説
SIMフリー(mvno業者)とキャリアの違いを
- 「価格」
- 「通信速度・安定性」
- 「通信容量」
- 「サポート体制」
- 「契約の自由さ」
- 「メールアドレスの有無」
という項目ごとに見てみましょう。
価格
価格に関しては、mvnoが圧勝と言えます。
キャリアの通信料金は平均6,500円程 度と言われていますが、mvnoの場合、音声通話もできるプランで1,500円程度に 収めることができます。通信プランのみ選択する場合、無制限プランでも2980円(Uモバイル)です。
ただし、MVNOは通話には弱いのが現実で多い人の場合、mvnoの音声プランで長時間通話をするとかなりの 料金になってしまう場合があります。
特に通話が多い人は、キャリアのガラケーと二台 持ちをしたり、skypeやLINEの無料通話を活用するなどの工夫が必要です。
通信速度・安定性
これはキャリアの方が速度・安定性ともに上です。
理論上はmvno業者もハイスピードの通信ができるはずなのですが、通信が混み合うなどの要素があると、途端に速度が遅くなります。
例えば、オフィス街の昼休憩中などは速度低下がキャリアに比べて顕著に起こるこ とがあります。
ただ、mvno業者はこうした問題を認識していて、日々対応を続けています。
業者によって速度の出方は異なりますので、ネットの口コミなども活用して、評判のよい業者を調べるとよいでしょう。
データ容量
mvnoもキャリアも、プランを選び分けることによって、自由に月々のデータ容量を設定できます。
しかし、選択の自由度がより高いのはmvnoです。
キャリアの場合、もっとも低い容量のプランはauの1GBデータ定額プランです。
一方、mineoなどではライトユーザーのために月々の容量を500MBまで落 としたプランも選択できます。
キャリアの携帯料金が高い理由の1つはこの通信代といわれています。
この通信代を自分の使い方により合ったプランを選べる事で節約効果をもたらしているのがMVNOです。
マイネオの詳細はマイネオのプラン比較してみた au,ドコモプランおすすめは?をご覧ください。
サポート体制
キャリアの場合はあらゆる所に店舗があり、初期設定などはキャリア側がほぼすべてを行ってくれます。
しかしmvnoの場合、SIMを入れた後の設定などは自分で行うことが基本です。
もちろんマニュアルはありますが、最低限度の知識は求められます。
高いお金を払ってでも、手取り足取りのサービスが必要という人は、キャリアにしておいたほうが無難といえます。
ただし、例外もあります。
契約の自由さ
昨今、大手キャリアのいわゆる2年縛りに関する問題が報じられています。
各キャリアの縛りのキツさを問題視した総務省が働きかけた結果、多少縛りは緩くなりましたが、それでも自由になったとは言い難い状況です。
一方、mvnoの縛りは非常に緩いものです。
音声通話なしのデータ通信SIMならば縛りは一切なしという業者が大半。
あったとしても、1ヶ月〜6か月程度です。
また、音声通話ありのプランの場合は縛りがありますが、3大キャリアよりも大幅に短く、1年という設定がほとんどです。
このように、契約における自由度が高いというのはmvnoの大きなメリットと言えます。
メールアドレスの有無
3大キャリアの場合、契約をするといわゆる「キャリアメール」のアドレスが付与されますが、楽天モバイルなどを除き、大多数のmvnoにはそれがありません。
ただし、gmailなどのフリーメールでも問題がないことや、LINEなどでやりとりす るケースが増えたため、メールアドレスの重要性は減っています。
そのため、取り立てて大きなメリットデメリットとは言い難いのですが、3大キャリアとmvnoの違いのひとつとしてここに記載しておきます。
SIMフリーに乗り換える際にキャリアを解約するタイミング
キャリアを解約するタイミングで考慮すべきポイントは
- 「2年縛りの残り」
- 「機種本体を購入してからの月数」
の2つです。以下でそれぞれを解説します。
2年縛りの残り
2年縛りの更新月以外に解約をすると、違約金として約1万円徴収されます。
しか し、キャリアの平均である月々6,500円程度払っている人が、mvnoで月1,500円 程度のプランにすれば、たったの2ヶ月で元が取れる計算になります。
元が取れるようになるまでの月数には個人差がありますが、基本的には思いついたそのときに3大キャリアを解約してmvnoに移っても大きな損はしないでしょう。
一応更新月を調べてみて、もしも来月に更新月が来るくらいのタイミングならば待っても構わないという程度の認識でOKです。
キャリアの機種本体を購入してからの月数
キャリアで使っていた機種のSIMロックを解除してmvnoのSIMに切り替えて使 おうとしている場合は、解約はいつでもOKというわけではありません。
SIMロック解除をしてもらうためには、機種を購入後約6ヶ月経たないと解除に応じてもらえません。
ロックを解除できなければ、新たにスマホを用意しなければい けなくなります。
もちろん、買ったばかりのスマホを諦めて、新たにSIMフリー機を購入するという 選択もできますが、それだと金銭的な得はほとんどなくなります。
月々の負担を減 らすことが目的ならば、新機種購入後6ヶ月は待ちましょう。
SIMフリー携帯でキャリアと契約できる?
一方、SIMフリー機を購入してmvnoを使っていたが、何らかの原因でキャリアに戻らなければいけないという人が出てくるかもしれません。
その際に、SIMフリー機をキャリアに持ち込めば契約することはできるのでしょうか?
結論から言うと、これは制度上は問題なく行えます。
ただし、SIMフリー機の場合、本体が対応している通信方式がキャリアの通信方式と合わないという可能性もあります。
そのため、持ち込む機種によっては契約を断られるという可能性も充分にあります。
また、すでにキャリアと契約をしている人が、キャリアSIMを別で購入したSIMフリー機に挿して使うということも可能です。
ただし、これも上記と同様に、スマホ本体の通信方式とキャリアの通信方式が異なる場合は通信できません。
SIMフリーキャリア(MVNO業者)のおすすめは?
現在mvnoの世界は群雄割拠といえる状況で、数えきれないほどの業者があふれています。
これだけあると、何を基準に選んでいいのかサッパリわからなくなります。
そこでここでは、4つのポイントに着目してみました。
この4つをクリアしていれば、大多数のユーザーにとって利便性が高い業者と考えられます。
- 1)ライトユーザーからヘビーユーザーまで幅広く対応したプランを持つ
- 2)通信品質が安定している
- 3)auスマホでも使える
- 4)サポート体制が整っている
この4つを念頭に考えます。
追伸
私が購入したマイネオの事について。。。
mineoは月々のデータ容量を500MB、1GB、3GB、5GB、10GBから選べます。
ほかのmvno業者ではあまり見られない幅の広さです。
最適なプランを選ぶことで、より月々の通信量節約が進みました。
さまざまなブログなどで、mvnoごとにスピードテストをして比較するという記事がアップされていますし実際に使っていますが何ら問題ありません。
これらを見るとmineoの通信品質は継続して高い評価を得います。
auは通信方式が異なるため、auで使っていた機種をmvnoで使うには大きな制限があります。
しかしmineoはauにも対応する「マルチキャリアプラン」が売りです。
サポート体制も充実しています。
上で説明したように、mineoは各地にサポート拠点を設けています。
そのほかにも、自宅で受けられる新たなサポートサービスの開始も予定されているため、あまりスマホに詳しくない人でも安心です。
以上4つのポイントを見てみると、初心者からスマホに詳しい人、ライトからへビーユーザー、docomoユーザーとauユーザーなど、あらゆる層にとってメリットがあるのがmineoかもしれません。
まあ、それでも人それぞれです。
- ネットを無制限に中心で使いたい人はマイネオには向きません。
- とにかく料金を下げたいという人にも向きません。(ワンコインの料金で提供しているMVNOもあります)
サポートを受けたい人や色んなサービス(家族割りやシャエなど)価格など総合的に判断する場合はいいと思います。