ガラケーとスマホの2台持ちで料金が11,000円→3,700円に 知らないと損!
キャリアのガラケーと、格安SIM(mvno)のスマホを2台持ちすることで、人によっては月々の通信費を半額以下にすることもできます。
ここでは2台持ちの基礎知識と、実際に運用するときのプランなどを紹介していきます。
- ガラケーと格安スマホの2台持ちで料金が安くなる理由
- 2台持ちをすべき人とすべきでない人
- 2台持ちのメリットとデメリット
- デュアルスマホで1台2役が可能に?
- キャリアスマホ1台と格安スマホ&ガラケー2台持ちの料金比較
- キャリアスマホ1台持ちの場合
- 2台持ちの場合
- スマホの2台持ちはお得ではない
- おすすめプランの例
- 通話割引を上手に使うプラン
- 超節約型2台持ちプラン
- 実例 実際に2台持ちにした結果約11000円→約3700円に
ガラケーと格安スマホの2台持ちで料金が安くなる理由
しかし、通話に関してはキャリアのほうがすぐれているのは事実です。
下記でも解説していますが、格安スマホの通話料金は総じて高めに設定されています。
少しずつ割引の施策なども始まっていますが、まだまだキャリアには及びません。
もっとも大きな差が、定額の話し放題プランの有無でしょう。
キャリアでは24時間通話定額というプランがありますが、格安スマホの場合、話し放題オプションがあっても「1回の通話時間は5分まで」などの制限がある場合が多く、長電話をすることは現実的ではありません。
つまり、現状、通話はキャリアのほうが安く、データ通信は格安スマホのほうが安いという構図になっています。
キャリアのガラケーと格安スマホの2台持ちは、それぞれのいいところだけを上手に使うやり方なのです。
ガラケーと格安スマホ2台持ちをすべき人とすべきでない人
2台持ちの恩恵をもっとも多く受けられる人は「毎日長電話をするうえ、データ通信もある程度行う」という人です。
キャリアで話し放題のプランに入ってガラケーで日々の長電話のコストを抑えつつ、格安スマホでデータ通信のコストを最小化すれば、大きな節約が実現します。
では反対に、2台持ちをするべきでない人はどんな人なのでしょうか?
大きく分類すると以下の3つが挙げられます。
通話をほとんどしない人
月に数えるほどしか音声通話をしないという人は、格安スマホの音声通話プランでも充分です。
また、毎日通話はするけれど、1回あたり数分で済ませるという人の場合も格安スマホで問題ないので、わざわざキャリアのガラケーの2台持ちにする必要はありません。
たとえば、毎日帰宅前に必ず家族に電話をするが、最小限のやり取りですぐに電話を切るなどという人がこれに当たるでしょう。
通話品質をまったく気にしない人
通話は音声回線を使うもの以外に、LINEやSkypeなどインターネット回線を使った無料通話サービスがあります。
インターネット通話の場合、通信環境によって通話が途切れたり、遅延が起きたりということもあるうえ、通話品質もよいものではありません。
しかし、多少の不都合は目をつむっても構わないから金額を抑えたいのなら、格安スマホの1台持ちで済ませることができます。
LINEなどの無料音声通話のデータ容量はそこまで大きくないため、格安スマホでは一般的な3GBの契約をしておけば、仮に毎日1時間近く通話をしたとしても、データ量が足りなくなるということはないでしょう。
データ通信をまったくしない人
通話は多くするけれど、データ通信は一切行わないという人も2台持ちにする理由はありません。
そもそもスマホを持つ必要すらないわけなので、キャリアのガラケーのみを使っていればよいということになります。
2台持ちのメリットとデメリット
キャリアのガラケーと格安スマホの最大のメリットは月々のコスト削減という一言につきるでしょう。
表題でも示したとおり、毎月1万円オーバーを支払っていた人が4,000円以下になるということも決して珍しくありません。
一方、デメリットとして挙げられるのは、常時2台持つことで発生する不便さです。
この不便さには2つの種類があります。
まずは、物理的な不便さ。
1台持ちならばポケットに入れて出かけることもできますが、2台持ちだとバッグを持たなければいけないという煩わしさもあるでしょう。また、双方の充電に気を配らなければいけません。
そして、運用上の不便さというのも見逃せない点です。
2台持ちをする場合、一般的に次のような使い分けをすることになります。
- ガラケー→通話、ショートメール、キャリアのメール
- スマホ→LINE、Twitter、Facebook、そのほかネットサービス全般
たとえば、スマホでTwitterのつぶやきを見て、急遽相手に電話をしたくなった場合などは、ガラケーに持ち替える必要があります。
こうした使い分けが面倒に感じることがあるというのもデメリットのひとつと言えるでしょう。
デュアルスマホで1台2役が可能に?
キャリアのガラケーと格安スマホ2台持ちの唯一かつ最大のデメリットである不便さ。
これを解消する可能性があるのが「デュアルSIM」のスマホです。
これは、1台のスマホに2枚のSIMカードを挿して使うことができるもので、これまで海外では一般的でしたが日本で発売されるスマホにはあまり採用されていなかったものです。
しかし、近頃少しずつ状況が変わってきていて、日本でもデュアルタイプのスマホが発売される動きが出てきています。
例えば、2016年7月22日に、大手メーカーであるモトローラが日本向けガラケーSIMフリー機として「Moto G4 Plus」という機種を発売しました。
これは明らかに2台持ち需要に対応した機種で、LTEと3GのSIMを挿せるようになっています。
LTEスロットには格安スマホSIMを挿し、3Gスロットにはキャリアの通話SIMを挿しておけば、この機種1台で、2台持ちと同じ料金の運用ができるということになります。
まだまだ日本向けのデュアル対応機種は少ないですし、2枚挿しは一般的に電池消費が早いというデメリットもあるため、万人に勧められるものではありません。
しかし、今後こうした機種が勢力を伸ばす可能性は充分にあるでしょう。
キャリアスマホ1台と格安スマホ&ガラケー2台持ちの料金比較
それでは実際に、キャリアスマホ1台持ちと、キャリアガラケー&格安スマホの2台持ちの料金を比較してみましょう。
使い方は、「24時間電話かけ放題のプランで、データ容量は月々5GB使用する」と仮定します。
純粋に通信料のみを比較するために、端末の代金や事務手数料、ユニバーサルサービス料などは含まずに計算しています。
また、今回はauとmineoを使って比較をしました。
キャリアスマホ1台持ちの場合
〈au〉
- カケホ 2,916円
- データ定額5 5,400円
- LTE NET 324円
合計8,640円
まずは24時間電話かけ放題のカケホに加入し、さらにデータは月々5GB使える「データ定額5」を選びます。
さらにインターネット接続するために必須の「LTE NET」の代金がかかり、8,640円といいう結果になりました。
これは2年縛りの「誰でも割」に加入した場合の料金です。
また、「auスマートバリュー」などの割引サービスは適用していません。
2台持ちの場合
〈au〉
- カケホ 2,376円
- EZ WIN/IS NET 324円
小計2,700円
〈mineo〉
- データ通信のみ 5GBプラン 1,580円
- 小計1,580円
合計4,280円
いかがでしょうか?
簡単に例を挙げただけでも、月々の料金が半額になりました。
どちらも通話が無制限に行なえ、さらに月々5GB通信できるという全く同じ条件なのにもかかわらず、半額になるのです。
今回はauで比較をしましたが、料金は各社ともほぼ横並びなので、どこの会社でも同じような契約をすることが可能です。
いかに2台持ちがお得かがわかってもらえたのではないでしょうか?
スマホの2台持ちはお得ではない
これまで解説してきたのは、キャリアのガラケーとmvnoのスマホを組み合わせる形の2台持ちです。
しかし、2台持ちの場合、ガラケーとタブレットを組み合わせるといったスタイルもあるでしょう。
実際、こうした持ち方をしている人は多くいますし、その持ち方をすることで月々の金額が変わるということはありません。
しかし、唯一例外があります。
それは、キャリアと契約するときにガラケーではなく、スマホで契約してしまうパターンです。
つまり、スマホ×スマホやスマホ×タブレットという2台持ちの場合です。
このスタイルの2台持ちの場合、料金を安くすることはできないばかりか、場合によっては1台持ちよりも高くなることがあるので要注意です。
では、なぜキャリアのスマホの2台持ちだと高くなってしまうのでしょうか?
キャリアは
- 「androidスマホプラン」
- 「iPhoneプラン」
- 「ケータイプラン」
という3つの料金プランを持っています。つまり、持つ機種によって選べるプランが異なるのです。
これまでに解説してきた月々の通信料を安くする試算はすべて、「ケータイプラン」の料金を適用しているのです。
これがスマホプランになると、上記の金額では契約できなくなります。
2015年10年までは、3社のうち唯一auのみがスマホでも通話専用プランの契約ができたのですが、現在は3社とも不可能になりました。
つまり、スマホを持っている以上、データ定額を申し込まなければいけない状況になってしまったのです。
auスマホの場合、「通話し放題でデータ定額をできるだけ抑える」という条件でプランを組むと、
- カケホ 2,916円
- データ定額2 3,780円
- LTE NET 324円
合計7,020円
となります。
上で紹介したケータイプランの2,700円と比べると大きな差です。
これに格安スマホの金額を合わせると、キャリアの1台持ちよりも高くなってしまいます。
2台持ちはキャリアガラケーを持つことが絶対に必要という原則があるということをしっかりと覚えておきましょう。
※今持っているスマホを通話し放題にすることは可能です。
おすすめプランの例
それでは最後におすすめの2台持ちプランを紹介します。
上で紹介した「通話し放題+5GBの通信で4,280円」というのは、かなりのヘビーユーザー向けのプランといえます。
そこでここでは、 もう少しライトな使い方をする場合のおすすめプランを紹介します。
通話割引を上手に使うプラン
〈au〉
- プランZシンプル 1,080円
- EZ WIN/IS NET 324円
〈mineo〉
- データ通信のみ 5GBプラン 1,580円
合計2,984円
プランZシンプルは、au同士ならば1時から21時までの国内通話が無料になるというプランです。
例えば友人や恋人がau携帯の場合、夜の数時間だけ通話をガマンすれば、この金額で通話し放題の2台持ちをすることが可能です。
超節約型2台持ちプラン
〈au〉
- プランEシンプル 802円
〈mineo〉
- データ通信のみ 3GBプラン 900円
合計1,702円
通話は家族としかしないという人の場合、ここまで料金を抑えることもできます。
まず、auの最安プランである「プランEシンプル」を選びます。さらに、徹底的に節約する場合は、
EZ WINの契約を止めてしまいましょう。
これで、ガラケーでインターネットを使うことができなくなり、キャリアのメールアドレスも使えなくなります。
ガラケーでは通話とショートメールのみを行うことになります。
このプランでも、家族割は適用されるので、家族との通話は24時間無料になります。
さらにmineoの契約は5GBではなく3GBにしてみました。
実際、屋外で頻繁に動画を見るといった使い方をしないかぎり、3GBあれば充分です。
さらに金額を抑えたいという人はmineoの場合500MBで700円というプランもあるので、月々1,500円程度に抑えることもできます。
実例 実際に2台持ちにした結果約11000円→約3700円に
では実際に私の体験談をお伝えします。
私自身、キャリア(ソフトバンク)のホワイトプランで数年契約していました。
スマホ料金は月約11000円前後。
このスマホ料金が安くなるなんて考えたこともなかったです。
しかしsimフリー、格安スマホという言葉を聞くようになりました。
CMでも楽天モバイルやヤフーモバイルなどを見ることで携帯料金が安くなることは知ることとなります。
まあ、それでも借りませんでした。
そのあたりの詳しいことはマイネオの感想をレビューしました。評判と実際の使用感をご覧ください。
結局、借りることとなりました。
私の携帯事情は以下です。
- マイネオで3G通信のみ
- ソフトバンクガラケーかけ放題
かけ放題にしたのは普段そんなに電話はしませんが、仕事で長く話しすることもありますのでかけ放題にしました。
その時に印象的だったことはホワイトプランから通話のかけ放題のみに契約変更をすれば今まで機種代金(iPhone6)が別途支払うこととなりました。
今までは電話料金からよくわからない名目で機種代金が差し引いてあり実質機種代金は0円でした。
しかしかけ放題のみにしたらその機種代金を支払う事になったのです。
私の認識では他社に乗り換えたり契約を切ったりしたときに機種料金の残額を支払う俗にいう2年縛りは知ってはいましたが契約も切らない、他社に乗り換えもしないのに機種料金を支払う事になりました。
お気づきだと思いますが、キャリアの儲けの源泉はデータ通信料金だったんですね。
そこで気づきました。
格安SIMはデータ通信のプランが豊富です。
しかしキャリアはデータ通信のプランは少なくデータ通信をたくさん使う人も少ない人もほとんど同じなんですね。
話を戻します。
- マイネオで3G通信のみ
- ソフトバンクガラケーかけ放題
こうすることで11000円→3700円となりました。
通信速度やサポートのことなど心配する人はいると思いますが、私は全く問題なかったです。
そのあたりの詳しいことはマイネオの感想をレビューしました。評判と実際の使用感を見てください。
「早く2台もちにしときゃよかった」素直な感想です。